孤独で痩せるな、ママたち!
- ぷぺぽ編集長

- 10月13日
- 読了時間: 3分
結婚して、愛知県日進市に引っ越してきた。
夫は生まれも育ちも日進。地元愛強め。
私はというと、広島で大学生活を送り、その後は岡山、大阪、東京、また岡山、そして広島……と、引っ越し人生を謳歌していた。(何なら南の島とか海外も行きたかった)
だから、結婚して愛知に住むことになったときも、特に抵抗はなかった。引っ越しには慣れてるし、どこでもやっていけると思ってた。
でもね。「住む」と「嫁ぐ」は、ちょっと違った。
それまでの引っ越し先には、私の居場所があった。
学校だったり、職場だったり、飲み会だったり。人間関係という名のぬくもりがあった。
でも結婚して、仕事を辞めて、愛知に来た私には夫しかいなかった。
その夫は毎朝出勤して、お酒が飲めないのに飲み会に参加し、土日も仕事でいない。
お酒が好きな私にはやり場のない感情がふつふつと沸いていた。
人生で初めての孤独だった。夫が帰ってきて「やっと話せる!」と思っても、私の口から出てくるのは昼間見たワイドショーの話題だけ。
そして、結婚式までの2カ月弱で、私はみるみる痩せていった。
みんなには「頑張ったね!」って言われたけど、違うんだ。頑張ってない。
勝手に痩せたんだ。孤独って、ダイエットより効く。
その後はバイトしたり、派遣社員したり。
でも、飲みに行けるような友達はできなかった。
そして結婚してから1年半ほどで、長女を授かり、無事出産。おめでとう、私。
でも、ここから始まったのは「孤独な育児」だった。
娘と2人なのに孤独。話し相手になってはくれないし、なぞの課題ばかり突きつけられる。
そんな私に、初めて心を許せる場所ができたのは、長女が4か月のころから通い始めたベビーマッサージ教室。
もちろん最初から居場所だったわけじゃない。2週間に1度通いながら、少しずつ打ち解けていった。
同じ時期に出産したママたちと、気づけば戦友になっていた。
その人たちのことは、過去に投稿した「友人たちの存在」を読んでいただきたい。
私は一人で過ごすのは好きだけど、孤独はキライだ。
孤独でいて、いいことなんて、あんまりない。
日進には、県外から引っ越してきたママたちがたくさんいる。
親戚もいない。友達もいない。土地勘もない。
地元出身のママでさえ、同じ時期に出産した友達がいなければ孤独になることがある。
ダメ!痩せちゃう!痩せるなら、健康的に!笑
孤独な育児に、ひとりで涙するママがいなくなってほしい。
孤独なママを、外に連れ出したい。
「あなたの居場所、ここにあるよ」って伝えたい。
そんな思いで続けてきた「ぷぺぽ」は、気づけば9年目。
「編集室」は、もうすぐ4年。
あのときの私に、今の私が言えるなら、こう言いたい。
「大丈夫。ちゃんと、あなたの居場所はできるよ」 「今は全然痩せなくて困ってるよ」って。

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